15歳に聞け!
『国民投票法』が成立したな。
これについては、オレも考えがないわけではないのだが、ここではそれについてではなく、テレビの報道番組を笑ってやろうと思う。
投票権が「18歳以上」になったのを受けて、早速、ニュース番組では、渋谷の街を行く18歳の若者たちに「どう思う?」とインタビューしていた。中には肯定的な意見もあったが、案の定「え〜? それはちょっと……」という声が大半だった。
まァ「こんな、な〜んも考えてないガキどもに投票権を与えたって、意味ねェんじゃねェの?」って印象づける意図が透けて見えるのだが、ちょっと待て。今の18歳にインタビューしてどうする。この法律が施行されるのは3年後なのだぞ。その頃、ヤツらは21歳になっているワケで、最早、18歳がど〜のこ〜のと言える立場じゃなくなってるだろ〜に。
今回の場合、「3年後に18歳になっている層」にインタビューするのが正しい。15歳——つまり中学3年生ね。「なおさらガキじゃん」と思うかもしれないが、意外とまともな意見が返ってくるのではないか。若いほど将来について希望をもって考えるモンだし、20歳だと5年後なので「ちょっぴり遠い未来」だが、18歳は3年後なので「すぐやってくる未来」という感覚だと思うから、結構真剣に考えるだろう。それなりの“心構え”もできると思う(ちなみに、オレ自身の思い出を言うと、中3の頃は、早く「17歳」になりたかった。17歳から“大人同然”という感覚があった)。
全ての報道を見たわけではないから断言することはできないが、中学3年生の意見を聞いていた局は、おそらくなかったのではないか。
オレが「報道を鵜呑みにしちゃイカンな」と思うのは、こ〜ゆ〜時なのである。
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