ナイロン100℃公演『カラフルメリィでオハヨ』を観る。

2006_0426b【4月26日(水)】 昨日はF社の編集会議のほかは特に用事がなかったし、他の案件の締め切りもなかったので、下北沢まで足を延ばし、本多劇場で公演中の「ナイロン100℃」の芝居、『カラフルメリィでオハヨ』を観ることにした。この芝居は、前身の「劇団健康」時代に初演され、以来、何度か再演されてきた、主宰者・KERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)の“代表作”だが、ボクは未見だった。というのも、実を言うとKERAの書くハナシが、ボクにはど〜も肌に合わなかったからである。
 でも、ここの劇団も“律儀”で、何年も観に行っていないにもかかわらず、DMは必ず送って来るし、年賀状も届く。通信費もバカにならんだろうに、そこまでしてくれると「久しぶりに観に行ってやるか」という気にもなってくる。

 当日券は開演1時間前から発売するとのことなので、それに合わせて劇場に行ってみると、既に列ができていた。そして、椅子席はアッと言う間に完売。あとは「階段に座布団を敷いてご覧いただくことになりますが、それでもよろしければ……」とのこと。「せっかく来たんだし、それでもイイや」と買い求めた(料金は前売りと同じにしてくれた)。相変わらず人気は根強い。

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劇団「ラッパ屋」公演、『あしたのニュース』を観る。

2006_01-14【1月14日(土)】 「ラッパ屋」は、ドラマやミュージカルの脚本家として活躍する鈴木聡が率いる劇団。15年ほど前、勤務先の本社へ行った帰りにフラリと寄った「新宿THEATER/TOPS」で“発見”して大好きになり(当時は「サラリーマン新劇 喇叭屋」と称していた)、以来、1公演だけを除いて、全ての公演を観てきた。以前は年2回のペースで上演していたが、メンバーがテレビや映画に出ることが多くなったせいか、近年は公演回数がめっきり減少。今回の公演も実に2年ぶりだ。

 久しぶりなので、ワクワクしながらTHEATER/TOPSへ(夜7時からの回を鑑賞)。ワタシゃ、岩橋道子さん(最近じゃ『大奥』に出演)のファンなのだ。前々回公演『斉藤幸子』では堂々の主役を張った岩橋さん。今回はどんな役で登場するかが楽しみ……♪。
 確保したチケットは前から3列目。なかなかイイぞ。TOPSはやや縦長だから、後ろの方だと舞台が遠くなる上、見下ろすカンジになる。ここならバッチリ。道子姫を間近で拝顔できるワん♪

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ついにステージデビュー?

【12月1日(木)】 ワクワクしながら青山円形劇場へ。白井晃構成・出演の公演『ア・ラ・カルト 〜役者と音楽家のいるレストラン〜』を見に行ったのだ。今日が初日。

2005_12-01 今回で17回目というこの公演、実を言うとボクは、過去にたった1度しか見ていない(それも、記憶が正しければ第1回を)。案内のDMは毎年送られて来るのだが、何だカンだで機会を逸し続けているうちに、とうとう十数年経ってしまった。
 今回は早めにチケットを取ったのだが、今や大人気の公演になっているようで、希望した日はアッという間に売り切れ、結局初日しか取れなかった。ホントはクリスマス前後に見るのが一番イイんだけどね(でも、後で書くけど、結果的には“大正解”でした!)。

 クリスマスを迎えたレストランにやって来る、さまざまな客をめぐるショートストーリーと、中西敏博(バイオリン)らによる音楽演奏で構成されたステージ。白井晃、高泉淳子、陰山泰という「遊◎機械/全自動シアター」以来の最強トリオに加え、日本在住のフランス人歌手・パトリック・ヌジェが客演。途中で休憩が10分間入るが(この間、ロビーでワインサービスがある。ただし、夜の部のみ)、全体では3時間近くになる。
 こう書くと、ちと長く思えるかもしれないが、実際にはぜんぜんそんなカンジはしない。むしろ、ラストが近づくと「もっと見ていたい」と思えてしまうくらい、とても楽しいステージだった。

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劇団 離風霊船 公演『赤い鳥逃げた…2005』を見る。

【11月12日(土)】 楽しみにしていた公演。このほど建て替えられ、3つのホールを有する劇場ビルに生まれ変わった、池袋のシアターグリーンへ。一番広いメインホールでの公演である。
 劇団の先行予約で取ったチケットの座席を確認したら、何と最前列だった(カブリツキだァ。離風霊船ありがとう!)。内心狂喜して座ったら、スッチー姿で場内を案内していた2人の女優さん(スレンダーな大矢敦子さん、草野満代似の澤田恵さん)が近寄ってきて「演出の関係で、最後に軽い物が飛んでくると思いますが、ご了承下さい」と、奇麗な瞳でお願いされてしまい、またも内心喜んでしまった(もう一度お礼を言っとこ。「離風霊船ありがとう〜!」)(T_T)。

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見上げてごらん夜の星を。

2005_08-12B【8月12日(金)】 日航ジャンボ機が御巣鷹山付近に激突して、もう20年も経ってしまったそうだ。オレにはついこの間のように思えるが、20年といえば、人が生まれてから成人するまでの歳月と同じなワケで、きっと今の中高生辺りには、生まれる前の“昔話”としか感じられないんだろうなァ……。

 20年前のこの日、オレは勤め先の自分の机で、残業しながらテレビを見ていた。お盆休み前に集中的に媒体入れしなきゃならない広告づくりで、超忙しかったのだ。ニュースは「羽田発大阪行きの日航機が行方不明」と繰り返すばかり。そんな中、アナウンサーが言ったひと言が、なぜか鮮明に記憶されている——「(乗客名簿の中に)オオシマ・ヒサシという名前がありますが、これは歌手の坂本九さんの本名です」

 後年(といってもかなり経ってからだが)、一つの芝居を見た。今や“幻の名作”とも言われている、劇団離風霊船の『赤い鳥逃げた……』。日航機事故に材を取ったこの芝居は、最期に衝撃的なシーンで幕を閉じる。一家が食事する普通の茶の間(父親役を演じていたのは、今や「トリビアの泉」ですっかり有名になった高橋克実)。それが大音響と共に、一瞬のうちに屍累々の事故現場に変貌する。暗転の後、ほの明るくなった舞台の上に花束。そして流れる『見上げてごらん夜の星を……』。それまで何度も耳にしていたはずの歌なのに、この時ほど、心底、美しく、哀しいと思ったことはなかった。
 以来、日航機関連の報道や番組を目にするたびに、オレの頭の中では、この歌が流れる。

 今年の11月、離風霊船は10年ぶりに『赤い鳥逃げた……』を再演する。

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